二胡って難しい?!

こんにちは。
日本二胡学院 岡山教室のユカです。

二胡はとても楽しいし気軽に始められる楽器ですが、習い始めるととっても難しいと思う事があります。

【まず、音が出ない!】

始めたばかりの頃、しばらくは弓と弦が上手く当たらず、カスカス、ギコギコ音しかでません。やっと音が出たと思ったらキーキー雑音が入りました。

【音程が合わない】

私は絶対音感はないので、音程が合わなくて中々苦労しました。二胡はギターのようにフレットもない、ただ2本の弦が張ってあるだけで、わずかな指の間隔だけで音程が変わります。

【音色、ビブラート】

CD等で聴くような音色には程遠く、ビブラートの練習では地道な指の運動をコツコツしていても、やっとビブラートもどきのようなものが入るようになるのに数年かかりました。

【運弓の悪い癖】

私の場合、弓が真っ直ぐ弦に当たっていなかったり手首がおかしかったり、油断するとすぐ運弓の悪い癖が出てきてしまいます。

★そこで音階練習★

以上の事が、いまだに課題ではありますが、始めたばかりの酷い頃より少しは改善したきっかけが基礎練習でした♪

教本や検定の教科書にはたくさんの種類の練習曲が載っています☆

私は今では音階の基礎練習曲が大好きです♪ もちろん二胡を始めた当初はボーイング(運弓)や基礎練習が退屈で、早く自分の好きな曲を弾きたい! と思っていました。

先生に練習でいきなり曲を演奏しないで、ボーイングと基礎練習をしてから課題の曲に入りなさいと指導されました。

音階練習曲を最初に取り入れる習慣にすると、音階練習のなんとも言えないあの規則的な感じがとても心地よくなりました。

スラーの練習曲や速度の速いもの、ゆっくりな練習曲、たくさんの種類の練習曲があって奥深くて、音階の魅力にハマってしまいました♪

それぞれの練習曲に違った役割があります。

指の訓練の役割をするものだったり、弓の配分の練習だったりポジション移動の練習だったりと、練習曲にはそれぞれ違った役割があります。コツコツやっていると指の強化トレーニングをやっているようでものすごく達成感を感じます。

二胡の練習が楽しくなり始めたのも音階練習の魅力を知ってからだと思います。

基礎練習をすると弦をおさえる左手の間隔が定まってきて音程が安定してきたり、運弓の悪い癖を確認できたり、初心に戻って自分の癖や音色を冷静に客観的に見つめ直す事が出来る気がします。

そして指があたたまり、ほぐれてくるのがわかります。スポーツする前に必ずウォーミングアップしますよね、二胡も同じだなと思いました♪

いまだに音色、ビブラート、その他色々…課題だらけですが、これからもずっと基礎練習曲でウォーミングアップしてから練習に励みたいです☆